座卓を屋久杉テーブルに

ATCへお買い物で来られたご夫婦。
ご自身たちが年齢を重ねられるのと同じく、ご来客の方々も段々と正座を敬遠されるご年齢になられて、折角、床の間を設えた和室に立派な黒檀の座卓があっても、椅子に腰かけられるダイニングテーブルのある食堂に集まられる。
とのことで、兼ねてから、和室には椅子に座れる高さの一枚板のテーブルを置きたいとお考えになられていたそうです。

そんな折に偶然当店を見つけられ、ひと目で、味わい深さが際立つ屋久杉の一枚板をご夫妻共に気に入られ、オーダーいただきました。


脚は基本の兼用脚。
ですが、屋久杉の天板と調和するように、屋久杉の一枚板から皮の部分を生かして木取りをして脚をお作りしました。


天板の表は、穴は埋めず耳の皮の表情と共に味わい深い面白さを表現して、裏は穴を埋めてスッキリと天板を広々とお使いいただけるように仕上げました。